人工知能を使った試験で、わずか2週間のうちにバーミンガムとウルヴァーハンプトンで、運転に関する違反の疑いが約1万9,000件特定された。
ウェスト・ミッドランズ市長のリチャード・パーカー氏は、運転者が自分や他人を危険にさらしている件数は「予想をはるかに上回っている」と述べ、調査結果を「衝撃的」と呼んだ。
この試験では3月、レディウッドとフォーリングス・パークの消防署の外にAI搭載カメラを設置し、シートベルトや携帯電話に関する違反の疑いを特定した。
撮影画像には、シートベルトを着用せず、前部座席で幼い子どもを膝に乗せている同乗者や、両手で携帯電話を持つ運転者が写っていた。
年齢に適した拘束具を使わずに移動する子どもを写した画像も数十枚あった。
レディウッドでは、この技術によりシートベルト違反の疑いが1万1,045件、携帯電話に関する違反の疑いが1,163件特定された。フォーリングス・パークでは、シートベルト違反の疑いが6,030件、携帯電話に関する違反の疑いが757件記録された。
パーカー氏は次のように述べた。「幼い子どもたちも含め、自分自身や他人の命を危険にさらしている人の数は、率直に言って衝撃的で、私たちの予想をはるかに上回っています。
「無謀な運転で愛する人を失ったご家族に会ってきました」と同氏は付け加えた。「そうした悲劇から立ち直ることは決してできません」
同氏は、調査結果の検証が進むなか、道路の安全性を高めるために「利用可能なあらゆる資源」を活用すると述べた。
この試験は、警察および消防機関と連携してウェスト・ミッドランズ合同庁が資金を拠出した。試験の結果を受けた取り締まりは予定されていない。試験は、携帯電話の使用や子ども用拘束具を使用しないケースがどの程度あるのかを把握することを目的としていた。
ウェスト・ミッドランズ警察・犯罪コミッショナーで、同地域の道路安全パートナーシップ委員会の委員長を務めるサイモン・フォスター氏は、調査結果は「非常に懸念される」と述べた。
「この先、警察の取り締まりに高度なAI技術をどう活用できるか検討するため、試験結果を慎重に評価しています」と同氏は付け加えた。「道路の安全性を高めるため、効果のあるあらゆる手段を活用します」
ウェスト・ミッドランズ道路安全コミッショナーのマット・マクドナルド氏は、運転中の携帯電話使用とシートベルトの未着用は、同地域の道路における死亡や重傷の主な原因のうち2つだと述べた。
ウェスト・ミッドランズ合同庁によると、昨年の道路安全データでは、携帯電話の使用は英国の道路での死亡事故32件に、シートベルトの未装着は133件に関連していた。
ウェスト・ミッドランズでは、運転中の携帯電話使用により、毎年約2,000人の運転者が罰金を科され、違反点数を付けられている。
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