アントニオ・ルイス・サントス・ダ・コスタ(1961年7月17日生まれ)は、2024年から欧州理事会議長を務めるポルトガルの弁護士・政治家である。それ以前は、2015年から2024年までポルトガル首相を、2014年から2024年まで社会党書記長を務めた。
初期の経歴
リスボン生まれのコスタは、政府の要職を歴任した。1995年から1997年まで議会担当国務長官、1997年から1999年まで議会担当相、1999年から2002年まで法務相、2005年から2007年まで内務相を務めた。2007年から2015年まではリスボン市長を務めた。
社会党の党首と首相在任
コスタは2014年に社会党書記長に選出された。約9年間にわたる首相在任期間は、ポルトガルの民主主義体制下で2番目に長く、またこの期間に政府の役職を務めた政治家としては最長の在任期間となった。2023年11月7日、リチウム採掘および水素プロジェクトの取り扱いをめぐる汚職疑惑や不正行為に関連し、コスタ政権の閣僚らが関与した捜査を受けて、コスタは辞任した。その後、ポルトガル大統領は議会を解散し、前倒し選挙を実施すると発表した。
欧州理事会議長
欧州理事会議長として、コスタは複数年次財政枠組みとして知られるEUの長期予算について、EU首脳間の合意形成に向けた取り組みに関わっている。2028~2034年予算をめぐる交渉では、新予算が資金拠出の途切れなく運用されるよう、年末までに合意を成立させる必要があると述べている。