フェアフォード空軍基地(RAF Fairford、IATA: FFD、ICAO: EGVA)は、連合王国(イギリス)グロスターシャー州のコッツウォルズ地方フェアフォード近郊に位置するイギリス空軍の軍用飛行場である。同基地はヨーロッパにおけるアメリカ空軍(USAF)唯一の大型爆撃機専用飛行場として機能しており、爆撃機タスクフォース(Bomber Task Force)の運用を支援するほか、ロッキードU-2S偵察機を含む航空機の展開拠点となっている。
軍事運用と歴史
フェアフォード空軍基地は、制限のない耐荷重能力を持つ3,045メートル(9,990フィート)の滑走路を備えており、満載状態の大型軍用機を運用することができる。歴史的には、NASAのスペースシャトル計画においてイギリス国内で唯一の大西洋横断緊急着陸(TAL)サイトに指定されていた。
同飛行場は、1991年の湾岸戦争、1999年のユーゴスラビアに対するNATO空爆、2003年のイラク戦争、および2026年の各種作戦など、主要な国際紛争においてアメリカ空軍の大型爆撃機の前方展開拠点として定期的に機能してきた。運用上の役割にとどまらず、フェアフォード空軍基地は世界最大級の年次軍事エアショーの1つである「ロイヤル・インターナショナル・エア・タトゥー(Royal International Air Tattoo)」の開催地でもある。
2026年の事件
2026年9月、フェアフォード空軍基地は隣村ウェルフォードの基地周辺で不審車両が目撃されたとの通報を受け、大規模な警備作戦の対象となった。この事件では、テロおよび爆発物関連法に基づく複数の逮捕者が出たほか、地域の避難措置が実施され、疑惑とされる脅威への外国による関与を巡りイギリスとイランとの間で外交的緊張が高まった。