フランス国家憲兵隊(フランス語:Gendarmerie nationale)は、文民組織である国家警察と並ぶ、フランスの2つの国家法執行機関の一つである。両治安機関を合わせると、職員数は25万人を超える。国家憲兵隊の人員は、2023年時点で10万人を超えていた。
フランス軍の一部門として、国家憲兵隊は主に内務省の管轄下で活動する一方、軍事省の下で国防任務や軍警察の任務も担う。管轄区域はフランスの国土面積の約96%、人口の51%をカバーし、主に小規模な町、郊外、農村地域を担当する。任務には、犯罪捜査、サイバー犯罪への対応、群衆整理や暴動鎮圧などの公共秩序維持が含まれる。
この組織は、中世のマレショセ(Maréchaussée)を直接の前身とし、フランス最古の警察組織である。組織には、以下を含む複数の専門部門や部隊がある。
- 機動憲兵隊(Gendarmerie mobile):現代的な形では1921年に設立されたこの部門は、フランス国内外での公共秩序の維持、暴動鎮圧、一般的な治安任務を担う。
- 国家憲兵隊介入部隊(GIGN)(Groupe d’intervention de la Gendarmerie nationale):1973年に創設された精鋭戦術部隊で、対テロ作戦、人質救出、監視、重要施設や政府要人の警護を担当する。